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厭
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まじない
ふりがな文庫
“
厭
(
まじない
)” の例文
それから犀鳥が蛇を見れば必ず殺し虎を見れば必ず叫んで追い去らんとす。故に虎を射る場合に限り犀鳥の羽を
矧
(
は
)
いだ矢を用いてこれに
厭
(
まじない
)
勝つのだ。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
東海の黄公少時
幻
(
げん
)
を能くし蛇や虎を制するに赤金刀を
佩
(
お
)
ぶ、衰老の後飲酒度を過ぐ、白虎が東海に
見
(
あらわ
)
れたので例の赤刀を持ち
厭
(
まじない
)
に行きしも術行われず虎に食われた
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
インドのゴンド人は毎村術士あり、虎を
厭
(
まじない
)
して害なからしめ、ゴイ族は虎殺すと直ぐその鬚を取り虎に撃たれぬ符とす(一八九五年六月『フォークロール』二〇九頁)
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
ホームこれに追加すらく、姙婦と伴れて歩く者兎道を横切るに遭わばその婦の衣を切り裂きてこれを
厭
(
まじない
)
すべしと。フォーファー
州
(
シャー
)
の漁夫も、途を兎に横ぎらるれば漁に出でず(ハツリット、同前)。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“厭”の意味
《形容動詞》
(いや)拒否したいと思うこと。不愉快だと思うこと。
(出典:Wiktionary)
厭
漢検準1級
部首:⼚
14画
“厭”を含む語句
禁厭
可厭
厭々
厭悪
厭世
嫌厭
御厭
厭勝
厭気
倦厭
厭離
厭世家
厭忌
見厭
厭倦
厭惡
厭味
厭世的
厭世観
厭応
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