“博士（せんせい）” の例文
「博士（せんせい）は、いつに変らず御壮健（ごそうけん）で、おめでとうございます。この前、金博士にお別れをしてから、もうかれこれ五六年になりますなあ」
毒瓦斯発明官：――金博士シリーズ・５―― (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
熊浦氏の熱心と、同氏が発見した珍らしい霊媒とが、つい黒川博士（せんせい）を動かして、こういう会が出来上った。
悪霊 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
立聞きしていたのではございません。博士（せんせい）のお仕事をしている時お隣りのお部屋の話声を
鷺娘 (新字新仮名) ／ 大倉燁子(著)
とにかく博士（せんせい）と来たら、興（きょう）が乗れば、敵と味方との区別なんかもう滅茶苦茶（めちゃくちゃ）で、科学の力を残酷（ざんこく）に発揮せられますからなあ。
毒瓦斯発明官：――金博士シリーズ・５―― (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
「もちろん本当です。国（くに）破（やぶ）れて洋酒ありです。尤（もっと）も早いところストックにして置いたのですがね……しかし博士（せんせい）、毒瓦斯の方のことですが……」
毒瓦斯発明官：――金博士シリーズ・５―― (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
では、御免（ごめん）遊ばせ。まア博士（せんせい）の研究室の此の異様（いよう）なる感覚は、どうでしょう！　まるでユークリッドの立体幾何室を培養（ばいよう）し、それにクロム鍍金（めっき）を被せたようですワ。
遊星植民説 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
まあ、黒木博士（せんせい）。わたくしになんの意見がございましょう。この前は、宮川さんがたいへんな外傷（がいしょう）を
脳の中の麗人 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
「なアんだい。本物の爆弾か焼夷弾（しょういだん）かと思えば、これァ脅（おど）かしにもならねえ花火仕掛……。いずれ村の奴の悪戯（いたずら）だろう。博士（せんせい）の豪（えら）いことも知らねえで、飛んだ野郎どもだ」
地球盗難 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
「ねえ、博士（せんせい）。宮川さんは、いよいよ明日、退院させるのでございますか」
脳の中の麗人 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
「博士（せんせい）の御近業（ごきんぎょう）は、一体どのくらい遠くまでを、問題になさっています」
遊星植民説 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
「博士（せんせい）、穴の中に落っこっただけでは駄目じゃありませんか。なぜって、穴の中で○○獣が暴れれば、穴がますます大きくなり、やがて東京市の地底（じぞこ）に大穴（おおあな）が出来るだけのことじゃないんですか」
○○獣 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
「博士（せんせい）、○○獣に喰べられて、どうなっちまったんでしょうか」
○○獣 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
「博士（せんせい）。○○獣はセメントで固めたまま抛（ほう）って置くのですか」
○○獣 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
博士（せんせい）、宇宙はユークリッドで解（と）けると御考えですか
遊星植民説 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)