パオ)” の例文
他家が三飜サンファンものを三副露サンフーロして或る種の牌がパオとなっているために場が緊張しているとか、又は自分でも一生懸命大きい役をガメクッているとか
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼の精神は、今はただ一つのパオ(饅頭)の上に集って、さながら十世単伝じっせたんでん一人子ひとりごいだいているようなものであった。
(新字新仮名) / 魯迅(著)
「あんなパオははじめてだ」
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
「あのパオは上等だ、ほかのものとは違う。ねえそうだろう。熱いうちに持って来て、熱いうちに食べたからな」
(新字新仮名) / 魯迅(著)
「いいパオだ。全くいいパオだ。ああいう熱い奴を食べれば、ああいう血饅頭はどんな癆症ろうしょうにもきく」
(新字新仮名) / 魯迅(著)