トップ
>
効験
>
きゝめ
ふりがな文庫
“
効験
(
きゝめ
)” の例文
旧字:
效驗
さて長二と兼松は温泉宿藤屋に逗留して、
二週
(
ふたまわり
)
ほど湯治をいたしたので、
忽
(
たちま
)
ち
効験
(
きゝめ
)
が
顕
(
あら
)
われて、両人とも
疵所
(
きずしょ
)
の
疼
(
いた
)
みが薄らぎましたから、少し退屈の気味で
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と苦くはなけれど
効験
(
きゝめ
)
ある薬の行きとゞいた意見に、汗を出して身の不始末を
慚
(
は
)
づる正直者の清吉。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
此の
娘
(
こ
)
は詰らんことを云う、達者な者がお薬を
服
(
た
)
べて何うする、私は幾ら
浴
(
あび
)
るほどお薬を飲んでも
効験
(
きゝめ
)
がないからいけないよ、私はもう死ぬと諦らめましたから、お前
其様
(
そんな
)
に薬を
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
所詮助かるめいと医者どんが見放したのを、長左衛門殿夫婦が夜も寝ねいで丹誠して、湯へ入れては疵口を湯でなでゝ看護をしたところが、
効験
(
きゝめ
)
は恐ろしいもんで、
六週
(
むまわり
)
も経っただねえ
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なにより
効験
(
きゝめ
)
の強いのは
和蘭陀
(
おらんだ
)
でカンタリスという
脊中
(
せなか
)
に縞のある虫で、是は豆の葉に得て居るが、田舎でエゾ虫と申し、斑猫のことで、効験が強いのは煎じ詰めるのがよかろうと申しましたので
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
いろ/\のお医者におかけなされましたが、さっぱり
効験
(
きゝめ
)
がない。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“効験”の意味
《名詞》
効き目。効果。効能。
(出典:Wiktionary)
効
常用漢字
小5
部首:⼒
8画
験
常用漢字
小4
部首:⾺
18画
“効”で始まる語句
効
効目
効果
効能
効力
効々
効性
効無
効驗
効能書