“労咳:ろうがい” の例文
“労咳:ろうがい”を含む作品の著者(上位)作品数
佐々木味津三1
国枝史郎1
夢野久作1
正岡容1
“労咳:ろうがい”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「愚老はせがれへ試みてござる。次男冬次郎労咳ろうがいを患い、頼みすくなく見えましたので、早速一粒を投じましたところ……」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「可哀そうな病人でございます。癩病らいびょう脱疽だっそ労咳ろうがいかく、到底なおる見込みのない病人達でございます」これが松虫の返辞であった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「このままではいかん、このままこの者にこうしたコツコツと身体を動かさずやる仕事をさせておいたなら間違いなく労咳ろうがいになる。そうして死ぬ、現にこれこの通り労咳のトバ口、血を吐いていおる」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「ああ、ありましたよ、ありましたよ。まだよいのうちじゃったがな。もう長いこと労咳ろうがいでわしがめんどうみていた無宿者の老人が、急にゆうべ変が来たというて呼び迎いに参ったのでな。行くにはあたるまいとも存じたが、役儀のてまえそうもなるまいから、検診してさっそく非人どものほうへ下げ渡させましたわい」
……御覧の……通りで御座います。兄も……弟も労咳ろうがいで臥せっておりまする中にタッタ一人のわたくしが……いささか小太刀の心得が御座いますのを……よすがに致しまして、偽りの願書を差出しました。……そうして……そうして、お許しを受けますと……御免状の通り男の姿に変りまして……首尾よく箱根のお関所を越えました。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)