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膈
ふりがな文庫
“膈”の読み方と例文
読み方
割合
かく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく
(逆引き)
「可哀そうな病人でございます。
癩病
(
らいびょう
)
、
脱疽
(
だっそ
)
、
労咳
(
ろうがい
)
、
膈
(
かく
)
、到底
癒
(
なお
)
る見込みのない病人達でございます」これが松虫の返辞であった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「それを
膈
(
かく
)
(
鶴
(
かく
)
)の病いというんだ」こんどは又左衛門が冷やかした、「胃の
腑
(
ふ
)
に
癌
(
がん
)
の出来るやつさ、
藤蔓
(
ふじづる
)
の
瘤
(
こぶ
)
をやぶれば治る」
ひやめし物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
二十七日明クルヲ待ツテ客館ニ入ル。江都ノ訃来ル。始メテ
母氏
(
ぼし
)
本月十九日ヲ以テ没シタルヲ知ル。コレヨリ先母氏
膈
(
かく
)
ヲ患ヒタリ。余
児輩
(
じはい
)
ト商量シマサニ
起程
(
きてい
)
ヲ緩クセントス。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
膈(かく)の例文をもっと
(3作品)
見る
膈
漢検1級
部首:⾁
14画
“膈”を含む語句
胸膈
横膈膜
胸膈非無策
膈噎
“膈”のふりがなが多い著者
国枝史郎
永井荷風
山本周五郎