“劣等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れっとう71.4%
れつとう28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劣等れっとうの雲雀は戻って来る時あやまってとなりの籠へ這入ったり甚しきは一丁も二丁も離れた所へ下りたりするが普通ふつうはちゃんと自分の籠を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
見せなかったのは、一つには防衛のためであり、また一つには君たち劣等れっとうな人類がわれわれを見て、気が変になるような事があっては困ると思ったからだ
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
貴方あなたはじめ、代診だいしん會計くわいけいれから、すべ貴方あなた病院びやうゐん奴等やつらは、じつしからん、徳義上とくぎじやうおいては我々共われ/\どもよりはるか劣等れつとうだ、なんため我々計われ/\ばかりがこゝれられてつて
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
情婦をかこふといふことは、奴隷を買ふに次ぐ惡いことだ。奴隷も妾も屡々その性質が、劣等れつとうで、またいつでもその地位が劣等なものだ。そして劣等なものと親しく住むことは墮落だ。