“れっとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
劣等83.3%
烈刀16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし何事をすにも報酬ほうしゅうだけの仕事をする考えでは、つまり仕事する人の全部が仕事に入っていないで、ただその人の一部、しかも劣等れっとうなる一部なるよくが入っているのだから
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
貴方あなたはじめ、代診だいしん会計かいけい、それから、すべてこの貴方あなた病院びょういんにいる奴等やつらは、じつしからん、徳義上とくぎじょうにおいては我々共われわれどもよりはるか劣等れっとうだ、なんため我々われわればかりがここにれられておって
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
弦之丞の烈刀れっとうにあたって血みどろになったものが、少なくも八、九名はのた打っている筈だが、残余の氷刃が一ヵ所に晃々こうこう集立しゅうりつすると、いっこう人数が減ったとはみえない。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)