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剣把
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けんぱ
ふりがな文庫
“
剣把
(
けんぱ
)” の例文
「一
揮
(
き
)
して、風を断てば、剣は
啾々
(
しゅうしゅう
)
と泣くのだ。星
衝
(
つ
)
いて、
剣把
(
けんぱ
)
から
鋩子
(
ぼうし
)
までを
俯仰
(
ふぎょう
)
すれば、
朧夜
(
おぼろよ
)
の雲とまがう光の
斑
(
ふ
)
は、みな剣の涙として拙者には見える」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、階下を見ると、その人、身の丈は長幹の松の如く、髯の長さ
剣把
(
けんぱ
)
に到り、
臥蚕
(
がさん
)
の眉、
丹鳳
(
たんほう
)
の
眼
(
まなこ
)
、さながら天来の戦鬼が、
忽
(
こつ
)
として地に降りたかと疑われた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剣把
(
けんぱ
)
をたたくと、人々は、もう
顫
(
ふる
)
えあがって、
唯々諾々
(
いいだくだく
)
と、彼の命のままうごくしかなかった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剣
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
把
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“剣”で始まる語句
剣
剣呑
剣戟
剣突
剣幕
剣橋
剣山
剣術
剣舞
剣菱