“けんぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剣把66.7%
剣𣠽33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、階下を見ると、その人、身の丈は長幹の松の如く、髯の長さ剣把けんぱに到り、臥蚕がさんの眉、丹鳳たんほうまなこ、さながら天来の戦鬼が、こつとして地に降りたかと疑われた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「一して、風を断てば、剣は啾々しゅうしゅうと泣くのだ。星いて、剣把けんぱから鋩子ぼうしまでを俯仰ふぎょうすれば、朧夜おぼろよの雲とまがう光のは、みな剣の涙として拙者には見える」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偖主人の鬼一殿は何処におはすぞと見てあれば、大玄関の真中に、大礼服のよそほひ美々しく、左手ゆんで剣𣠽けんぱを握り、右に胡麻塩ごましほ長髯ちようせんし、いかめしき顔して、眼鏡を光らしつゝたゝずみたまふが、当夜の御亭主青木外務大臣の君なり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)