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切放
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きりはな
ふりがな文庫
“
切放
(
きりはな
)” の例文
売薬もこれで迷ったのであろうと思う内、
切放
(
きりはな
)
れよく
向
(
むき
)
を変えて右の坂をすたすたと上りはじめた。見る
間
(
ま
)
に檜を
後
(
うしろ
)
に
潜
(
くぐ
)
り抜けると、
私
(
わし
)
が体の上あたりへ出て下を向き
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
磨出
(
みがきだ
)
した
良
(
い
)
い月夜に、
駒
(
こま
)
の手綱を
切放
(
きりはな
)
されたように
飛出
(
とびだ
)
して行った時は、もうデロレンの高座は、消えたか、と跡もなく、
後幕
(
うしろまく
)
一重
(
ひとえ
)
引いた、あたりの土塀の
破目
(
われめ
)
へ、
白々
(
しろじろ
)
と月が射した。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通