内臓ないぞう)” の例文
旧字:内臟
現に自分が呼吸してゐる空氣の中にも毒惡どくあく分子ぶんしこもつてゐて、次第しだい内臓ないぞうへ侵入するのでは無いかと思ふ。すると室の光線の弱いのも氣に懸つて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
金持かねもちが、きびしくただしますと、内臓ないぞう病気びょうきがあったり、またさがしても仕事しごとがなかったり、けば、いろいろ同情どうじょうすべき境遇きょうぐうでありまして、一人ひとりあたえて
船でついた町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もちろん、そのからだの中にかくれている内臓ないぞうのあるものや、神経系統しんけいけいとうのものなどは金属で作ってもいいのだ。外から見て、へんだなと気づかれなければいいのだから。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)