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入魂
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じゆこん
貞柳と云ひしが此者通仙と
入魂なりし故妻子の難儀を見兼ねて世話をなしける處
尼ヶ
崎の藩中に
小野田幸之進と云人有りしが
勘定頭を
頼んで片付んと
獨思案の其折から入來る兩人は
別人ならず日頃
入魂の後家のお定に彼の
早乘の三次成れば長庵
忽地笑を
見より澤の井も
産後の
嘆きに血上りて此も其夜の
中に死去したり
依てお三婆は右の二品を所持なせど
更に人には
語る事も無りしが寶澤は別して
入魂の上に未だ
少年の事なれば心も
許して右の次第を
“入魂”の意味
《名詞》
入魂(じっこん、じゅこん、にゅうこん)
(じっこん、じゅこん)(context、dated)口添え。依頼。
(じっこん、じゅこん、にゅうこん)親密。懇意。昵懇。
(にゅうこん)ある物事に精神を注ぎ込むこと。
(出典:Wiktionary)