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入来
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じゅらい
ふりがな文庫
“
入来
(
じゅらい
)” の例文
旧字:
入來
ご用意のおだんな衆が三人ほど参り候まま、万障お繰り合わせご
入来
(
じゅらい
)
くだされたく、みなみな首長くしてお待ちいたしおり候。かしこ
右門捕物帖:25 卒塔婆を祭った米びつ
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「なるほど、ジャップ。たぶんお前の言うとおりかもしれん。だが、きょうお前がここへご
入来
(
じゅらい
)
になったのは、どんなご用なのかな?」
黄金虫
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
村あってより見たこともない
夥
(
おびただ
)
しい車の
入来
(
じゅらい
)
に眼を驚かした村の子供が、
草履
(
ぞうり
)
ばた/\
大勢
(
おおぜい
)
縁先
(
えんさき
)
に入り込んで、ぽかんとした口だの、
青涕
(
あおばな
)
の出入する鼻だの、驚いた様な眼だのが
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
あゝした時の口元、別れてからも一々眼に浮び、ぜひですよとまたの
入来
(
じゅらい
)
を祈られて、こちらでこそぜひ逢いたく、その当座金のある身は、一日が半日、半日が一時でも行かずには居られない
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
ピーシチク いよう、これはこれは、ようこそご
入来
(
じゅらい
)
……(ロパーヒンにキスする)この
可愛
(
かわい
)
い男は、ちょっぴりコニャックの
匂
(
にお
)
いがするな、おい君。われわれもこの通り、愉快にやっとるよ。
桜の園
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
今日はまた珍客の
入来
(
じゅらい
)
とて、朝まだきの床の中より用意に急がしく、それ庭を掃け
裀
(
しとね
)
を出せ、
銀穂屋
(
ぎんぼや
)
付きの
手炉
(
てあぶり
)
に、
一閑釣瓶
(
いっかんつるべ
)
の煙草盆、床には御自慢の
探幽
(
たんゆう
)
が、和歌の三夕これを見てくれの三幅対
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“入”で始まる語句
入
入用
入口
入牢
入水
入込
入交
入日
入相
入谷