“じゅらい”の漢字の書き方と例文
語句割合
入来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝした時の口元、別れてからも一々眼に浮び、ぜひですよとまたの入来じゅらいを祈られて、こちらでこそぜひ逢いたく、その当座金のある身は、一日が半日、半日が一時でも行かずには居られない
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
ピーシチク いよう、これはこれは、ようこそご入来じゅらい……(ロパーヒンにキスする)この可愛かわいい男は、ちょっぴりコニャックのにおいがするな、おい君。われわれもこの通り、愉快にやっとるよ。
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
今日はまた珍客の入来じゅらいとて、朝まだきの床の中より用意に急がしく、それ庭を掃けしとねを出せ、銀穂屋ぎんぼや付きの手炉てあぶりに、一閑釣瓶いっかんつるべの煙草盆、床には御自慢の探幽たんゆうが、和歌の三夕これを見てくれの三幅対
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)