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光背
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こうはい
ふりがな文庫
“
光背
(
こうはい
)” の例文
法隆寺の金堂の本尊は
云
(
い
)
うまでもなく正面に安置せられてある
釈迦
(
しゃか
)
像であって、作者が
鞍作鳥
(
くらつくりのとり
)
(又は
止利
(
とり
)
)なることは
光背
(
こうはい
)
銘文によって明らかである。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
学校から帰ると、よく夕飯前に、奥の暗い六畳の仏壇の
間
(
ま
)
で、老人たちの
御
(
お
)
まいりの座につかせられた。
燈明
(
とうみょう
)
の光がゆらぐごとに、仏壇の中の仏様の
光背
(
こうはい
)
が鈍く金色にゆれた。
簪を挿した蛇
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
せまい、ほの暗い、
須弥壇
(
しゅみだん
)
の上に、聖観音の
光背
(
こうはい
)
までが
金色
(
こんじき
)
の蜘蛛の巣みたいに仰がれる。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
殊に胴体から胸・顔面にかけて剥脱した白色が、
光背
(
こうはい
)
の
尖端
(
せんたん
)
に残った朱のくすんだ色と
融
(
と
)
けあっている状態は無比であった。全体としてやはり焔とよぶのが一番ふさわしいようだ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
光背
(
こうはい
)
に千体の小仏をもつ
廬舎那仏
(
るしゃなぶつ
)
と千手観音がまず眼をひく。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
“光背”の意味
《名詞》
光背(こうはい)
仏像などの背後にある光明を表現するための装飾。後光。
(出典:Wiktionary)
“光背”の解説
光背(こうはい)とは、仏像、仏画などの仏教美術や、キリスト教美術などにおいて、神仏や聖人の体から発せられる光明を視覚的に表現したものである。
(出典:Wikipedia)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
“光”で始まる語句
光
光景
光沢
光明
光線
光芒
光琳
光子
光輝
光澤