“兄(いろせ)” の例文
天皇、小碓(をうす)の命に詔りたまはく、「何とかも汝(みまし)の兄(いろせ)、朝(あした)夕(ゆふべ)の大御食(おほみけ)にまゐ出來(でこ)ざる。もはら汝(みまし)ねぎ一教へ覺せ」
ここに火遠理(ほをり)の命、その兄(いろせ)火照(ほでり)の命に、「おのもおのも幸易(か)へて用ゐむ」と謂(い)ひて、三度乞はししかども、許さざりき。然れども遂にわづかにえ易へたまひき。
驚きて當藝志美美を殺(し)せむとしたまふ時に、神沼河耳の命、その兄(いろせ)神八井耳の命にまをしたまはく、「なね汝(な)が命、兵(つはもの)を持ちて二入りて、當藝志美美を殺せたまへ」