トップ
>
優雅
>
いうが
ふりがな文庫
“
優雅
(
いうが
)” の例文
「病氣だつて、病氣でなくたつて、
縹緻
(
きりやう
)
の惡いことに變りないさ。
優雅
(
いうが
)
の處や、美の調和つて云ふものは、この顏には全然缺けてゐるよ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
取出したのは、秋草を染め出した浴衣、その頃の好みでは、まことに
優雅
(
いうが
)
なものでした。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この青い細長い形の
優雅
(
いうが
)
な虫は、そのきやしやな背中の
頂
(
いただき
)
のところだけ赤茶けた色をして居た。彼は螢の首すぢの赤いことを初めて知り得て、それを歌つた松尾
桃青
(
たうせい
)
の心持を感ずることが出来た。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
莧
(
ひゆ
)
のやうに紫ばんだ
薔薇
(
ばら
)
の花、賢明はフロンド黨の姫君の如く、
優雅
(
いうが
)
はプレシウズ
連
(
れん
)
の女王とも
謂
(
いひ
)
つべき
莧
(
ひゆ
)
のやうに紫ばんだ
薔薇
(
ばら
)
の花、
美
(
うつく
)
しい歌を好む姫君、姫が
寢室
(
ねべや
)
の
帷
(
とばり
)
の上に、
即興
(
そくきよう
)
の
戀歌
(
こひか
)
を
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
優雅
(
いうが
)
な造りではないが、結構
居心地
(
ゐごゝち
)
のいゝ乘物に背中を
凭
(
もた
)
せかけて、私は樂な氣持で、いろ/\なことを考へてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
私は最早美や青春や
優雅
(
いうが
)
に對して與へられたあの
快
(
こゝろよ
)
い稱讃を聞くことはないだらう——何故なら他の誰にも私がそんな魅力を持つてゐるとは見えないだらうから。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
優
常用漢字
小6
部首:⼈
17画
雅
常用漢字
中学
部首:⾫
13画
“優”で始まる語句
優
優男
優形
優美
優婆塞
優婉
優渥
優曇華
優劣
優善