トップ
>
莧
ふりがな文庫
“莧”の読み方と例文
読み方
割合
ひゆ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひゆ
(逆引き)
莧
(
ひゆ
)
の種類でもあろうか。その草を
摘
(
つ
)
んで籠の中のとんぼにやったりする。果してとんぼがその草の葉を食べるものか、それはどうでも好かった。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
莧
(
ひゆ
)
の花、男なんぞは物ともしない女の帽子の
羽根
(
はね
)
、口元も腰元も
溶
(
と
)
けるやうだ、おまへの蜜の湖に若い男が溺れ死ぬ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
雛菊
(
ひなぎく
)
、
釣舟草
(
つりぶねさう
)
、
莧
(
ひゆ
)
の花、もつと眞劍の
迷
(
まよ
)
はしよりも、おまへたちの方がわたしは好だ。
滅
(
ほろ
)
んだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
莧(ひゆ)の例文をもっと
(2作品)
見る
莧
部首:⾋
10画
“莧”のふりがなが多い著者
蒲原有明
上田敏