トップ
>
倦
>
たる
ふりがな文庫
“
倦
(
たる
)” の例文
足がけツ
倦
(
たる
)
いので、づいと伸ばして、寐
返
(
がへり
)
を打つ、體の下がミシリと鳴ツて、新しい
木綿
(
もめん
)
の
芬
(
かほり
)
が微に鼻を
撲
(
う
)
ツた。眼が
辛而
(
やつと
)
覺めかかツて來た。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
私は夏肥りに
倦
(
たる
)
み切った
身体
(
からだ
)
を扇風器に預けていた。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
吸殼は火鉢の隅に目立つやうに
堆
(
かさ
)
になツて、口が苦くなる、頭もソロ/\
倦
(
たる
)
くなツて來て、輕く振ツて見ると、后頭が鉛でも詰めてあるやうに重い。此うなると墨を磨るのさへ
懶
(
ものう
)
い、で、
妄
(
むやみ
)
と
生叺
(
なまあくび
)
だ。
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
倦
漢検準1級
部首:⼈
10画
“倦”を含む語句
倦怠
倦果
倦厭
気倦
飽倦
倦怠期
厭倦
見倦
物倦
待飽倦
倦々
倦怠感
倦怠相
早倦
魂倦
仕倦
附倦
遊倦
責倦
倦労
...