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修驗
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しゆけん
呼寄相談に及びしは其方は
幼年なれども感應院の
手許にて
教導を受し事なれば可なりに
修驗の
眞似は出來べし我々始め村中より
世話を
徘徊し
廻り/\て
和歌山の平野村と云へる所に
到りける此平野村に
當山派の
修驗感應院といふ
山伏ありしが此人甚だ
世話好にて嘉傳次を
評に曰此
護摩刀のことは
柴刀とも申よし
是は聖護院三寶院の
宮樣山入の
節諸國の
修驗先供の節
柴を
切拂て
護摩の
場所を
拵へる故に是を
柴刀とも云なり