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余沫
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よまつ
ふりがな文庫
“
余沫
(
よまつ
)” の例文
そのためには、
余沫
(
よまつ
)
をうけて書かでもがなの人のことや秘事までが出されたりして、余計にその事件に関係をもった当事者たちを
苛立
(
いらだ
)
たせ迷惑をかけもした。
芳川鎌子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
この時
賊
(
ぞく
)
は
周章
(
しゅうしょう
)
の余り、有り合わせたる
鉄瓶
(
てつびん
)
を春琴の頭上に投げ付けて去りしかば、雪を
欺
(
あざむ
)
く
豊頬
(
ほうきょう
)
に熱湯の
余沫
(
よまつ
)
飛び散りて
口惜
(
くちお
)
しくも一点
火傷
(
やけど
)
の
痕
(
あと
)
を
留
(
とど
)
めぬ。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
哲学者が称号の
余沫
(
よまつ
)
とでも呼びそうなものを、彼らは自分の身にまとって喜ぶ。ついでに言うが、マリユスは共和の戦士であり、実際それを行為に示してきたが、今は心ならずも男爵となっていた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
灌奠
(
ラバシヨン
)
の
余沫
(
よまつ
)
は
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
沫
漢検準1級
部首:⽔
8画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目