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何度
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なんたび
ふりがな文庫
“
何度
(
なんたび
)” の例文
その時は名古屋まで汽車で、名古屋から先は人力車で
郷里
(
くに
)
へ向かいましたが、途中の峠の上あたりにはもう
何度
(
なんたび
)
となく霜の来たところもありました。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
実行家の第一資格たる向う見ずに
猪突
(
ちょとつ
)
する大胆を欠いていた。勢い躍り出すツモリでいても出遅れてしまう。機会は
何度
(
なんたび
)
来ても出足が遅いのでイツモ機会を取逃がしてしまう。
二葉亭追録
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
価
(
ね
)
は
惜
(
おし
)
まぬ、ね、
価
(
ね
)
は惜まぬから手放さないか、と
何度
(
なんたび
)
も言われますがね、売るものですか。そりゃ売らない。
憚
(
はばか
)
りながら平吉売らないね。預りものだ、手放して
可
(
い
)
いものですかい。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの時だって、村の為に自分の物まで持出してサ……
父親
(
おとっ
)
さんは又、
癇
(
かん
)
の起る度に家を飛出す。峠の爺を頼んで連れて来て貰うたッて、お金でしょう。
何度
(
なんたび
)
にか山や林を売りました。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
何度
(
なんたび
)
会っても他人行儀で、
心底
(
しんそこ
)
から
胸襟
(
きょうきん
)
を開いて語るという事がなかった。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“何度”の意味
《名詞・形容動詞》
温度や角度などで度数がわからない時に言う語。
回数などかわからない時に言う語。
(出典:Wiktionary)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“何”で始まる語句
何
何処
何時
何故
何人
何方
何卒
何處
何日
何事