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何品
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なにしな
ふりがな文庫
“
何品
(
なにしな
)” の例文
ドウしたってこの幕府と云うものは
潰
(
つぶ
)
さなくてはならぬ。
抑
(
そ
)
も今の幕政の
様
(
ざま
)
を見ろ。政府の御用と云えば、
何品
(
なにしな
)
を買うにも御用だ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
何品
(
なにしな
)
に依らず万已むを得ない物の外は、人が持つて来ても拒絶した。とう/\一週間に一度貰ふ黒パンの外には何品をも受けぬやうになつた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
是れは
木挽町
(
こびきちょう
)
三丁目の
岡村由兵衞
(
おかむらよしべえ
)
と云う
袋物商
(
ふくろものや
)
と云うと
体
(
てい
)
が宜しいが、仲買をしてお出入先から
何品
(
なにしな
)
をと云うと、
直
(
じき
)
に
宮川
(
みやがわ
)
へ駈付けるという
幇間
(
おたいこ
)
半分で面白い人で、また一人は
伴廻
(
ともまわ
)
り
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
たとえば飲みたい食いたい、それについては金を
儲
(
もう
)
けたい、金を儲けるために
何品
(
なにしな
)
を幾円で買い、これを幾円で売れば幾円を
儲
(
もう
)
けるという具体的問題ありとする。この動機は飲食の
欲
(
よく
)
である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
たとえば或る少年か少女かが、
何品
(
なにしな
)
かを不良少年に捲き上げられる。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
“何”で始まる語句
何
何処
何時
何故
何人
何方
何卒
何處
何日
何事