休暇きうか)” の例文
「役に立つやうに、つゝましくなるように。休暇きうかは、お願ひ出來るなら、いつもローウッドで、過すようにして下さい。」
あまつさへ細雨をそそぎ来りしが、はなはだしきに至らずしてみ、為めにすこしく休暇きうかすることを得たり。
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
とも態々わざ/\休暇きうかつて、自分じぶんとも出發しゆつぱつしたのではいか。ふか友情いうじやうによつてゞはいか、親切しんせつなのではいか。しかじつ是程これほど有難迷惑ありがためいわくことまたらうか。降參かうさんだ、眞平まつぴらだ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)