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仮店
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かりみせ
ふりがな文庫
“
仮店
(
かりみせ
)” の例文
それより余は館に行きて
仮店
(
かりみせ
)
太神楽
(
だいかぐら
)
などの催しに興の尽くる時もなく
夜
(
よ
)
深
(
ふ
)
けて泥の氷りたる上を踏みつつ帰りしは十二年前の二月十一日の事なりき。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
寺の門内には
仮店
(
かりみせ
)
ありて物を売り、
人
(
ひと
)
群
(
ぐん
)
をなす。芝居には
仮
(
かり
)
に戸板を
集
(
あつめ
)
て
囲
(
かこひ
)
たる入り口あり、こゝに
守
(
まも
)
る
者
(
もの
)
ありて一人
前
(
まへ
)
何程と
価
(
あたひ
)
を
取
(
とる
)
、これ
屋根普請
(
やねふしん
)
の
勧化
(
くわんけ
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それから吉原復興の
本普請
(
ほんぶしん
)
が出来上るまでの数ヵ月間は、
仮店
(
かりみせ
)
というものであった。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこの
仮店
(
かりみせ
)
で夫婦が稼ぎ得た収入が二千円近くもあったところから、狭苦しい三畳にもいられなかった二人が、根津の方へ店を張ることになってからも、外の活動に一層の興味を感じて来たお島は
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
寺の門内には
仮店
(
かりみせ
)
ありて物を売り、
人
(
ひと
)
群
(
ぐん
)
をなす。芝居には
仮
(
かり
)
に戸板を
集
(
あつめ
)
て
囲
(
かこひ
)
たる入り口あり、こゝに
守
(
まも
)
る
者
(
もの
)
ありて一人
前
(
まへ
)
何程と
価
(
あたひ
)
を
取
(
とる
)
、これ
屋根普請
(
やねふしん
)
の
勧化
(
くわんけ
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮初
仮髪
仮声
仮病
仮睡