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人界
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にんがい
ふりがな文庫
“
人界
(
にんがい
)” の例文
いや、
人界
(
にんがい
)
に生れ出たものは、たといこの島に流されずとも、皆おれと同じように、孤独の
歎
(
たん
)
を
洩
(
も
)
らしているのじゃ。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今余が面前に
娉婷
(
ひょうてい
)
と現われたる姿には、一塵もこの
俗埃
(
ぞくあい
)
の眼に
遮
(
さえ
)
ぎるものを帯びておらぬ。常の人の
纏
(
まと
)
える
衣装
(
いしょう
)
を脱ぎ捨てたる
様
(
さま
)
と云えばすでに
人界
(
にんがい
)
に
堕在
(
だざい
)
する。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
実
(
げ
)
に
人界
(
にんがい
)
不定
(
ふぢやう
)
のならひ、是非も無き御事とは申せ、想ひ
奉
(
まつ
)
るもいとかしこし。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏阿弥陀仏。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
人界
(
にんがい
)
の
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“人界”の意味
《名詞》
人界(じんかい、にんかい)
(仏教)人間が住む世界。人間界。
(出典:Wiktionary)
“人界”の解説
人界(にんがい、にんかい)とは、仏教の十界の思想で、平凡な人間の生命状態を指す。
平均的な能力・平均的な容姿・平均的な頭脳を与えられる。
過度に欲望にのめりこまないことに心がければ、来世も平均的な能力・平均的な容姿・平均的な頭脳が与えられるだろうという。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
界
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
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