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二葉亭
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ふたばてい
ふりがな文庫
“
二葉亭
(
ふたばてい
)” の例文
二葉亭
(
ふたばてい
)
の『浮雲』や森先生の『
雁
(
がん
)
』の如く深刻
緻密
(
ちみつ
)
に人物の感情性格を解剖する事は到底わたくしの力の
能
(
よ
)
くする所でない。
正宗谷崎両氏の批評に答う
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
夜、新聞で見ると、
長谷川
(
はせがわ
)
二葉亭
(
ふたばてい
)
氏が肺病で露西亜から帰国の船中、コロムボと
新嘉坡
(
シンガポール
)
の間で死んだとある。去十日の事。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
即ち人の知る如く、初期に於ける我が国の自然主義は、
独歩
(
どっぽ
)
、
二葉亭
(
ふたばてい
)
、
藤村
(
とうそん
)
、
啄木
(
たくぼく
)
等によって代表され、詩的精神の極めて強調されたものであった。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
二葉亭
(
ふたばてい
)
の
歿後
(
ぼつご
)
、
坪内
(
つぼうち
)
、西本両氏と
謀
(
はか
)
って故人の語学校時代の友人及び故人と多少の
交誼
(
こうぎ
)
ある文壇諸名家の追憶または感想を
乞
(
こ
)
い、集めて一冊として故人の遺霊に
手向
(
たむ
)
けた。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
かつて
二葉亭
(
ふたばてい
)
といっしょに北の方を旅行して、
露西亜人
(
ロシアじん
)
に
苛
(
ひど
)
い目に
逢
(
あ
)
ったと話した。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「矢ツ張り、實感によつて、實感の眞劍勝負なる文藝でなければならない。」と思ふと、死んだ
二葉亭
(
ふたばてい
)
が
硯友社
(
けんいうしや
)
派的な遊戲文學者、餘裕文學者等と相伍するを嫌つたのは、今更ら
卓見
(
たくけん
)
であつたのだ。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
二葉亭
(
ふたばてい
)
とは親同士が同僚であって、小学時代からの友人であったが、中年以後は全く疎隔して音信不通であった。文壇人とは誰とも面識があったが、親友というものは殆んど一人もなかったようだ。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
亭
常用漢字
中学
部首:⼇
9画
“二葉亭”で始まる語句
二葉亭四迷