トップ
>
乾酪
>
かんらく
ふりがな文庫
“
乾酪
(
かんらく
)” の例文
その側には食い掛けた腸詰や
乾酪
(
かんらく
)
を載せた皿が、不精にも勝手へ下げずに、国から来た
Figaro
(
フィガロ
)
の
反古
(
ほご
)
を
被
(
かぶ
)
せて置いてある。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
埃及
(
エジプト
)
のカタコンブから掘出した
死蝋
(
しろう
)
であるのか、
西蔵
(
チベット
)
の
洞窟
(
どうくつ
)
から運び出した
乾酪
(
かんらく
)
の
屍体
(
したい
)
であるのか、永くいのちの息吹きを絶った一つの物質である。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
勿論生牛乳の外
乾酪
(
かんらく
)
、バター、チース、クリーム等も製せらると知るべし。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
銀紙卷きたる腸詰肉を柱とし、ロヂイ産の
乾酪
(
かんらく
)
を穹窿としたる小寺院中にて
酪
(
ブチルロ
)
もて
塑
(
こ
)
ねたる羽ある童の舞ふさまは、我最初の詩料なりき。食品店の妻は我詩を聞きて、ダンテの神曲なりと稱へき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“乾酪”の意味
《名詞》
乾酪(かんらく)
チーズ。
(出典:Wiktionary)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
酪
常用漢字
中学
部首:⾣
13画
“乾”で始まる語句
乾
乾児
乾坤
乾分
乾物
乾燥
乾坤一擲
乾干
乾草
乾枯