“死蝋”の読み方と例文
読み方割合
しろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埃及(エジプト)のカタコンブから掘出した死蝋(しろう)であるのか、西蔵(チベット)の洞窟(どうくつ)から運び出した乾酪(かんらく)の屍体(したい)であるのか、永くいのちの息吹きを絶った一つの物質である。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
また、その人体は、人間の化した死蝋(しろう)でも木乃伊(みいら)でもありません。生まれながら霊魂も肉体も持たない素焼(すやき)の土偶(でく)で、きわめて原始的な工法で焼かれた赤土の埴輪(はにわ)であります。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは珍しい! 死蝋(しろう)がある」こういったのは朱舜水、滝壺をのぞいての言葉である。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)