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乙未
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きのとひつじ
ふりがな文庫
“
乙未
(
きのとひつじ
)” の例文
宇平、文吉が姫路の稲田屋で九郎右衛門と再会したのは、天保六年
乙未
(
きのとひつじ
)
の歳正月二十日であった。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ここに書くこれらの物語は、古い帳面と記憶を頼りに老人が思い出しながら話してくれたところを私がそのままに聞書したものである。
乙未
(
きのとひつじ
)
だというから
天保
(
てんぽう
)
六年の生れだろうと思う。
早耳三次捕物聞書:01 霙橋辻斬夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
建久四
癸丑
(
みずのとうし
)
年に十九なら安元元
乙未
(
きのとひつじ
)
年すなわち未歳生まれで寅歳でない、『東鑑』は偽りなしだから『異本曾我物語』は
啌
(
うそ
)
で寅歳生まれで虎と名づけたでなく寅時にでも生まれたのだろ。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
愚僧がこの歌を詠みましたのは、昨日や今日のことではござりませぬ、思えばもう六年の昔、忘れもせぬ文禄
乙未
(
きのとひつじ
)
のとしの秋、関白殿の御一族がお果てなされた時のことでござりましたが、———
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
次
(
つ
)
ぎに
推古天皇
(
すゐこてんのう
)
の七
年
(
ねん
)
乙未
(
きのとひつじ
)
四
月
(
ぐわつ
)
廿七
日
(
にち
)
に
大地震
(
おほぢしん
)
があつた。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“乙未”の解説
乙未(きのとひつじ、おつぼくのひつじ、いつび)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの32番目で、前は甲午、次は丙申である。陰陽五行では、十干の乙は陰の木、十二支の未は陰の土で、相剋(木剋土)である。
(出典:Wikipedia)
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
未
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“乙”で始まる語句
乙
乙女
乙姫
乙卯
乙州
乙亥
乙鳥
乙姫様
乙若
乙女椿