“久代”の読み方と例文
読み方割合
ひさよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、そうよ。黄金虫こがねむしだから、たんすにれてしまっておくと、縁起えんぎがいいと、おかあさんがおっしゃってよ。」と、久代ひさよさんがいいました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ねえ、春子はるこさん、きれいなものをせてあげましょうか。」と、いって、久代ひさよさんは、ひきだしのなかから、ちいさなきりのはこしました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
春子はるこさんは、どんなにそれがたのしみだったかしれません。そうしたら、久代ひさよさんに、自分じぶんのをせてあげようとおもいました。春子はるこさんは、やさしい性質たちでありました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)