“ひさよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
久代50.0%
尚世50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、そうよ。黄金虫こがねむしだから、たんすにれてしまっておくと、縁起えんぎがいいと、おかあさんがおっしゃってよ。」と、久代ひさよさんがいいました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ねえ、春子はるこさん、きれいなものをせてあげましょうか。」と、いって、久代ひさよさんは、ひきだしのなかから、ちいさなきりのはこしました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
春子はるこさんは、どんなにそれがたのしみだったかしれません。そうしたら、久代ひさよさんに、自分じぶんのをせてあげようとおもいました。春子はるこさんは、やさしい性質たちでありました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
其頃桓武天皇様の御子万多まんた親王の御子の正躬まさみ王の御後には、住世すみよ基世もとよ、助世、尚世ひさよ、などいふ方〻があり、又正躬王御弟には保世やすよ継世つぐよ、家世など皆世の字のついた方が沢山たくさんあり
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)