中絶なかだ)” の例文
これだと、随分中絶なかだえして、久しいようではあるけれども、自分には、さまでたまさかのようには思えぬ。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これだと、隨分ずゐぶん中絶なかだえして、ひさしいやうではあるけれども、自分じぶんには、までたまさかのやうにはおもへぬ。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はげしい暴風雨あらしがあつて、鉄道が不通に成り、新道しんどうとても薬研やげんに刻んで崩れたため、旅客りょかくは皆こゝを辿たどつたのであるが、其も当時だけで、又中絶なかだえして、今は
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)