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不束者
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ふつゝかもの
ふりがな文庫
“
不束者
(
ふつゝかもの
)” の例文
男優E あの、わたくしのやうな
不束者
(
ふつゝかもの
)
でも、奥様の御意に叶ひませば、命に代へて御奉公をいたさうと覚悟いたしてをります。
職業(教訓劇)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
瀧「はい左様でございますか、始めて拝顔を得まして
辱
(
かたじ
)
けのう存じます、
私
(
わたくし
)
は瀧村と申します
不束者
(
ふつゝかもの
)
、
何
(
ど
)
うか
宜
(
よろ
)
しゅう」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
老中方の
御印文
(
ごいんもん
)
が
据
(
すわ
)
らぬうちはお処刑には相成らぬぞ、其の方公儀の御用を相勤め居った龜甲屋の手代をいたしながら、其の儀相心得居らぬか、
不束者
(
ふつゝかもの
)
めが
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
蘭「それについて私も
種々
(
いろ/\
)
心配して居る事があるので私の様な
不束者
(
ふつゝかもの
)
で
御意
(
ぎょい
)
に
入
(
い
)
らぬか知れないけれども、去年の十一月からさっぱりお宅へお帰りがないの」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
清「イエ何う致しまして誠に
不束者
(
ふつゝかもの
)
で、屋敷育ちで
頓
(
とん
)
と
町家
(
まちや
)
の
住居
(
すまい
)
を致した事がないので様子
合
(
あい
)
を一向に心得ませんから皆様に不行届勝ちで、
夫
(
それ
)
に一体無口で」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
飯「あれから孝助に話しましたところ、当人も大層に悦び、
私
(
わたくし
)
の様な
不束者
(
ふつゝかもの
)
をそれ程までに
思召
(
おぼしめ
)
し下さるとは
冥加至極
(
みょうがしごく
)
と申してナ、
大概
(
あらかた
)
当人も得心いたした様子でな」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此の
度
(
たび
)
はもうこれがお
訣
(
わか
)
れで、お萓は御存じの通り
外
(
ほか
)
に身寄もなき
不束者
(
ふつゝかもの
)
、
何
(
ど
)
うぞ幾久しゅう、お萓や見棄てられぬように気を付けなよ、それでも文治の嫁が思ったより優しいので
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
束
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“不束”で始まる語句
不束
不束之筋有之