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下袴
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したばかま
ふりがな文庫
“
下袴
(
したばかま
)” の例文
お
下袴
(
したばかま
)
の糸をぬいて
釣糸
(
つりいと
)
になされ、お食事のおあとのご
飯
(
はん
)
粒
(
つぶ
)
を
餌
(
えさ
)
にして、ただでも決して
釣
(
つ
)
ることができないあゆをちゃんとおつり上げになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
宋江は
耳朶
(
じだ
)
の辺に、じんと
鎚
(
つち
)
で
焼
(
や
)
き
鉄
(
がね
)
を打たれたような鈍痛を感じた。ぐらとしてくる。
下袴
(
したばかま
)
をはくのも帯を締めたのも夢中だった。両手で扉を突くやいな、どどどと階段を降りて行った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
園部が星尾に対して殺意を
生
(
しょう
)
じたわけが、始めてうまく説明がつくようになった。その綿は無論、園部が犯行に使ったもので、つい誤って
下袴
(
したばかま
)
の間から落して、川丘みどりに拾われたものであろう。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
中肉中脊、色白く
鬚
(
ひげ
)
無し、すっぱだかで上衣も
下袴
(
したばかま
)
も無い。
白光
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
ですからこの地方では、その後いつも四月のはじめになりますと、女たちがみんな
下袴
(
したばかま
)
の糸をぬいて、
飯粒
(
めしつぶ
)
を餌にしてあゆを釣り、ながく皇后のお徳をかたりつたえる
印
(
しるし
)
にしておりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
袴
漢検準1級
部首:⾐
11画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕