下街道しもかいだう)” の例文
みちちがふが——はなしついでだ。わたし下街道しもかいだうを、たゞ一度いちどだけ、伏木ふしきから直江津なほえつまで汽船きせんわたつたことがある。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
頃日このごろく——當時たうじ唯一ゆいつ交通機關かうつうきくわん江戸えど三度さんどとなへた加賀藩かがはん飛脚ひきやく規定さだめは、高岡たかをか富山とやまとまり親不知おやしらず五智ごち高田たかだ長野ながの碓氷峠うすひたうげえて、松井田まつゐだ高崎たかさき江戸えど板橋いたばしまで下街道しもかいだう
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)