三條みすぢ)” の例文
新字:三条
途中とちう納戸町邊なんどまちへんせまみちで、七八十尺しちはちじつしやく切立きつたての白煉瓦しろれんぐわに、がけちるたきのやうな龜裂ひゞが、えだつて、三條みすぢばかり頂邊てつぺんからはしりかゝつてるのにはきもひやした。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しろが、ちら/\とうごいた、とおもふと、なまりいたいと三條みすぢ三處みところさをりた。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)