“一昔前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとむかしまえ50.0%
ひとむかしまへ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ。何しろ一昔前ひとむかしまえの事ですからな」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こんな話の出たのも、一昔前ひとむかしまえだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この間Mの家で、一昔前ひとむかしまへのA中學校の卒業生だつた我我五人が、久し振りに落ち合つた時の話です。
S中尉の話 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ついちかくは、ちかく、一昔前ひとむかしまへ矢張やつぱまへ道理だうりおいとしへだてないはずはないから、とをから三十までとしても、あひだはずとも二十ねんつのに、最初さいしよつたときから幾歳いくとせても
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)