“宿籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅくかご33.3%
しゆくかご33.3%
はたご33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文政九年の十二月に、黒川村の百姓が牢舎ろうや御免ということで、美濃境まで追放を命ぜられたことがある。二十二人の人数が宿籠しゅくかごで、朝の五つどき馬籠まごめへ着いた。師走しわすももう年の暮れに近い冬の日だ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
高手たかて小手こていましめられしまゝ宿籠しゆくかごのせ江戸表を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ただ、宿籠はたご宿籠やまた山中でも、酒屋の旗を見るともう目がない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)