“ヹエル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淡絹33.3%
33.3%
面紗33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高い、こまかい階段きざはしの前に、戀人の聲が、彼女の弱い歡樂の淡絹ヹエルをふりおとした。
幸福への道 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
二人の瞳の中には淡い涙の淡絹ヹエルがとぢこめてゐた。
幸福への道 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
まへヹエルを軽く取る
“MONICO” (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
十二時頃になるとキキイを除いた三人の女は、派手はで身装みなりをして大きな帽の蔭に白粉おしろいを濃くいた顔を面紗ヹエルに包み、見違へるやうな美しい女になつて各自めい/\何処どこへか散歩に出てく。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)