“アルタイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阿魯台50.0%
阿爾泰50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六年、きんに至りたもう。十七年始めて仏書をたもう。十八年蛾眉がびに登り、十九年えつに入り、海南諸勝に遊び、十一月還りたもう。このとし阿魯台アルタイ反す。二十年永楽帝、阿魯台アルタイを親征す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
二十二年春、建文帝東行したまい、冬十月史彬しひんと旅店にあいう。このとし阿魯台アルタイ大同だいどうあだす。去年阿魯台アルタイを親征し、阿魯台アルタイのがれて戦わず、師むなしく還る。今又さいを犯す。永楽帝また親征す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
このとし永楽帝は去年丘福きゅうふく漠北ばくほくに失えるを以て北京ほくけいを発して胡地こちに入り、本雅失里ベンヤシリ(Benyashili)阿魯台アルタイ(Altai)と戦いて勝ち、擒狐山きんこざん清流泉せいりゅうせんの二処に銘をろくして還りたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かん武帝ぶてい天漢てんかん二年秋九月、騎都尉きとい李陵りりょうは歩卒五千を率い、辺塞遮虜鄣へんさいしゃりょしょうを発して北へ向かった。阿爾泰アルタイ山脈の東南端が戈壁沙漠ゴビさばくに没せんとする辺の磽确こうかくたる丘陵地帯を縫って北行すること三十日。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)