“天漢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんかん66.7%
あまのがは33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌、天漢てんかん三年の春になって、李陵りりょうは戦死したのではない。捕えられてに降ったのだという確報が届いた。武帝ははじめて嚇怒かくどした。即位後四十余年。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
わたしは天漢てんかん白水素女はくすいそじょです。天帝はあなたが早く孤児みなしごになって、しかも恭謹の徳を守っているのをあわれんで、仮りにわたしに命じて、家を守り、煮焚きのわざを勤めさせていたのです。
この歌で心をいたのは、「今夜逢へるかも」という句にあったのだが、この句は、巻十(二〇四九)に、「天漢あまのがは川門かはとにをりて年月を恋ひ来し君に今夜こよひ逢へるかも」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)