“ろくしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緑青92.3%
緑晶7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、廓大鏡に覗いて見ると、緑いろをしてゐるのは緑青ろくしやうを生じた金いろだつた。わたしはこの一枚の写楽に美しさを感じたのは事実である。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
形はおほむ手毬てまりの様に円く大きく盛上り、色はかはつた種種しゆ/″\複色ふくしよくを出して、中にはえた緑青ろくしやう色をした物さへある。すべて鉢植でなく切花きりばな硝子罎がらすびんに挿して陳列して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
たちまる、くるまぎんに、わだち緑晶ろくしやういて、みづつた。奥入瀬川おいらせがはつたのである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)