“ろくさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
六三100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのおかげで、わたしは七歳にして、もうおその六三ろくさの“誓いは二世と三世相”や、小夜衣さよぎぬ千太郎の“秋のかわずの声枯れて”などを無心に暗記するようになった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
因果いんぐわふくめしなさけことばさても六三ろくさ露顯ろけんあかつきは、くびさしべて合掌がつしやう覺悟かくごなりしを、ものやはらかにかも御主君ごしゆくんが、げるぞ六三ろくさやしき立退たちのいてれ、れもあくまで可愛かあゆ其方そち
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
六三ろくささん。お前、どうしても江戸へ行く気かえ」と、お園は男の肩に手をかけて今更のように念を押した。
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)