“ろうそくだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蝋燭代66.7%
蝋燭台33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人は必らず手伝はすると言ふて下され、さてさて御苦労と蝋燭代ろうそくだいなどをりて、やれ忙がしや誰れぞ暇な身躰からだを片身かりたき物、お峯小松菜はゆでて置いたか、数の子は洗つたか
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一人はかならず手傳てつだはするとふてくだされ、さてさて御苦勞ごくらう蝋燭代ろうそくだいなどをりて、やれいそがしやれぞひま身躰からだ片身かたみかりたきもの、おみね小松菜こまつなはゆでゝいたか、かずあらつたか
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
寝台や蝋燭台ろうそくだいから洗面器まで置いてある部屋の片隅かたすみの壁の上に掛ったソクラテスの最後の図なぞのかわりに、ここには長押なげしの上の模様のような古い扇面をりまぜた横長い額がある。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)