“らくえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楽園90.0%
楽燕10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ながく水流中に在りし冷気れいき露営ろえい寒気かんきあはせ来るにひ、此好温泉塲をはじめて蘇生そせいするのおもひあり、一行の内終夜温泉に浴してねむりし者多し、しんに山中の楽園らくえんと謂ふべし
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
ローズ・ブノワさんは、その楽園らくえんにある花の名前なまえ全部ぜんぶと、その方舟はこぶねっていたけものの名前を全部っています。それから、ジャンセエニュ先生せんせいと同じ数だけのお伽話とぎばなしを知っています。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
目のくりくりした丸顔で、玉もくし映画も見るが、浪曲は何よりも好きで、機嫌きげんのいい時は楽燕らくえん張りの節廻しで、独りで南部坂をうなったりしていた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)