“よしすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賀相25.0%
義輔12.5%
芳輔12.5%
慶賛12.5%
義助12.5%
義資12.5%
良弼12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、その中の一名で、しかも三木一城の今日の運命を招来しょうらいした発頭人ほっとうにんであるところの別所賀相よしすけが、いつのまにか姿をかき消していた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お前の容色も劣へた。お前の才も元のやうぢやない。お前は範実のりざね義輔よしすけよりも、見下げ果てた意気地なしだ。……」
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
兎角とかく女と云ふやつは、ものの哀れを感じ易いからな。其処へ親切気を見せさへすれば、すぐにころりと落ちてしまふ。かう云ふ甲所かんどころを知らないから、義輔よしすけ範実のりざねは何と云つても、——待てよ。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
細君さいくんから手移てうつしにしつけられて、糟谷かすやはしょうことなしに笑って、しょうことなしに芳輔よしすけいた。それですぐまた細君さいくんかえした。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
糟谷かすや次男じなん芳輔よしすけじょれい親子おやこ四人の家族かぞくであるが、その四人の生活が、いまの糟谷かすやはたらきでは、なかなかほねがおれるのであった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
初て往った頃は、前田家が宰相慶寧よしやす、伊達家が亀三郎、牧野家が金丸かなまる、小笠原家が豊千代丸とよちよまる、黒田家が少将慶賛よしすけ、本多家が主膳正しゅぜんのかみ康穣やすしげの時であっただろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それによって、敵の主陣は、義貞の弟、脇屋義助よしすけ義治よしはるとわかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
久留島の友人に松永良弼よしすけがあり、荒木村英の高弟であって、普通には荒木松永派が関流の正系とされている。