“もま”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間に言う姦婦かんぷとは多くは斯る醜界に出入し他の醜風にもまれたる者にして、其姦もとより賤しむ可しと雖も、之を養成したる由来は家風に在りと言わざるを得ず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ヂュリ なんわしもますのぢゃ? 其樣そのやうおそろしいうなごゑ地獄ぢごくでなうてはかれぬはずぢゃ。
雨にも打たれ風にももまれ、往時を想うて泣き今に当って苦しみ、そして五年の歳月としつきよどみながらも絶ず流れて遂にこの今のあわかたまりのような軽石のような人間を作りあげたのである。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)