“もは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最早90.9%
6.1%
1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のう、瀧口殿、最早もはや世に浮ぶ瀬もなき此身、今更しむべき譽もなければ、誰れに恥づべき名もあらず、重景が一懺悔ざんげ聞き給へ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
しかる上は、もはら皇国の道を尊信いたし、最も敬神の儀怠慢いたすまじく、生涯しょうがい師弟の儀忘却つかまつるまじき事。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼媼は又かゝる遊を喜ぶべき人とも見えぬに、男寢衣を身に着けて供せしを思へば、もはら姫を悦ばせんがために心をつくせるものなるべし。
春の陽を豊かに浴びてさつ鳥雉子きぎしもはら砂浴びてゐる
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)